映画とドラマ、さらにHuluで放送していた「ブラック校則」ですが、気になっている人も多いのではないでしょうか?
今回は映画のあらすじをまとめていきます。
目次
ブラック校則の映画とドラマはどっちを先に見ればいいの?
あらすじの前に、ざっくり映画とドラマの違いを解説いたします。
まず映画のストーリーが先にでき、それがノベライズ本として小説化されました。
そして、映画では収まりきらない最初の学校生活を細かくドラマでやっているようです。
なので、今放送している回まではドラマを見てから、映画に行くというのがいいのではないでしょうか。
映画では最初のストーリーはサクッと進むので、創楽と中弥の掛け合いをじっくり見たいならドラマもオススメ。
ただし、ドラマと映画では重複している部分もあるので、映画だけでも充分に楽しめます。
さらにHuluでは、登場人物それぞれのストーリーが描かれるので、より深く人間関係を考えることが出来ます。
映画「ブラック校則」あらすじ
登場人物
小野田 創楽 ー 佐藤勝利(Sexy Zone)
クラスでは目立たない存在の高校2年生。学校に嫌気が差しているが、どうすることも出来ず悶々とした日々を送っている。
月岡 中弥 ー 髙橋海人(King & Prince)
中学の時から創楽の親友で、空気を読まないお調子者。クラスではちょっと浮いていることも。
町田 希央 ー モトーラ世理奈
離婚した父親が外国人のハーフの女の子。生まれつき栗色の髪を黒く染めるように強要され、理不尽を感じ不登校ぎみ。
松本 ミチロウ ー 田中樹(SixTONES)
生徒会副会長で、生徒指導の手代木の弱みを握っていることで自分の身を守っている。柔道部。生徒会長のことが好き。
上坂 樹羅凛 ー 箭内夢菜
真面目な生徒会長。話し口調が七五調。陸上部に所属し、細かい計算に基づいて走っているが、昔の栄光を取り戻せないでいる。
東 詩音 ー 達磨(ラッパー)
地味で根暗なクラスメイト。喋り方がおかしいとからかわれているが、実は音楽の才能があり、ラップでなら思いを伝えられる。
三池 ことね ー 堀田真由
学校内ではカーストの上位にいる女の子。SNSなどをチェックし、流行や男ウケを気にしている。実はパソコンオタク。
七浦 啓太 ー 葵揚
丸坊主の野球部員で、ミチロウの手下。守備は下手だが、豪速球を投げる。
漆戸 丈士 ー 水沢林太郎
いつもスリーポイントばかり練習しているバスケ部員。ミチロウの手下。
手代木先生 ー 星田英利(ほっしゃん)
毎朝校門で生徒たちに目を光らせている生徒指導。校則からはみ出たものには徹底的には容赦ない。ミチロウに弱みを握られている。
森先生 ー 吉田靖直(トリプルファイヤー)
創楽のクラスの担任。普段は手代木先生などに言いくるめられ、頼りなかったりするが、心のなかでは校則に疑問を感じている。
創楽のつまらない日常
高校2年生の創楽は、存在感の薄い陰キャである。
しかし自分を変えたいとも思っており、ギターを買ったばかりだ。
そんなことで陰キャが変わるわけでもなく…
何がそんないにつまらないかって、毎朝毎朝学校の正門で生徒指導の教師たちによる「不良品チェック」が行われ、ものすごい数の校則に支配されていることだ。
そんな関門をパスして校内へと吸い込まれていく生徒の様子はヌーの群れのようだ。
町田希央の髪の毛の色は校則違反?
創楽のクラスには町田希央というハーフの女の子がいる。
希央は栗色の髪を黒くそめるよう学校側に言われているが、これは地毛だと主張し、納得できないことには従えないと自分を曲げない。
以前地毛証明書を出したが、最近の写真を添付したせいで受理されなかったのだ。
そのせいで、恒例の朝の「不良品チェック」で弾き返されてしまう。
創楽は希央に憧れており、このままでは出席が足りず学校を辞めてしまうかもしれない希央のことを心配し、「ブラック校則を変えるしかない!」と考え始めた。
親友の中弥も「おもしろそうじゃん!」と乗ってくる。
ある日、創楽と中弥がタピオカを買いに町を出た先で、希央を見かける。
後を付いていくと工場の資材置き場に到着。
そこには1人のおじさんと、三人の外国人が笑って希央に話しかけている。
希央の考えを聞いた創楽は「校則を変える」と約束をする。
中弥の好きな人は誰?
タピオカお買いに行く電車の中で、中弥は好きな人がいると言っていた。
数日後の放課後、ふと窓の外を覗くと、校舎と校舎の隙間に中弥と希央の姿を見つけた創楽。
中弥はうなだれて、希央はペコリとお辞儀をした。
その後創楽が裏校舎に走っていくと、壁には「さようなら…愛しのM」というメッセージが。
中弥は希央が好きなのか?
希央が地毛証明書を出せない理由
中弥の告白現場?を目撃して、いてもたってもいられなくなった創楽は、中弥を探して例の資材置き場に向かう。
そこにいたのは希央だった。
中弥とのことを聞くがはぐらかされ、話題は何で地毛証明書を出さないか、ということに。
実は幼い頃の写真が一枚もなくて証明書が出せないとのこと。
離婚してアメリカに帰った父親との約束で、「希央の写真はすべて父親が持ってく」というものだった。
ママに相談できないのも、ママが父親の話しをしないので、気を遣ってのことらしい。
クラスメイト東くんとの出会い
同じクラスだけど特に話もしたことない、いじられキャラの東くんと話すようになったのは、親友の中弥がきっかけだった。
中弥が東くんの聞いているイヤホンを引き抜き、「何聞いているの?」と話しかける。
その曲は東くんが作った曲で、ピンっときた中弥は、資材置き場にいた外国人に東くんを紹介する。
するとラップが始まり、東くんと外国人は意気投合する。
後日創楽はそのことを知り、東くんのラップに魅了される。
校舎裏に書かれる生徒の心の叫び
以前見つけた「さようなら…愛しのM」というメッセージを皮切りに、生徒たちが抱えている不満が爆発するように壁には落書きが増えていった。
先生は気づくが、これが処罰の証拠になると言い、写真を撮って筆跡を照らし合わせることに。
この壁には、生徒会長やことね、七浦くんなどの心の思いが綴られていた。
その中には、赤毛で満面の笑みの外国人男性の写真が一枚貼ってあり、その人は以前飲酒運転で捕まったが、その時の笑顔が素敵でバズったとか。
何でこんな写真が?一体誰なんだろう?
創楽が校則を変えようと直談判
校則を変えるために創楽は、まずは千代木先生のところへ。
しかし太刀打ちできず「身の程知らずのガキ」と罵られる。
おい、先週のあれぐらいで怖いだなんだ言ってたヤツはママのおっぱい飲んで寝てろ!バーカ!…またまだこんなもんじゃねぇんだよ!笑
それ以外で今夜、登校するヤツも絶対、遅刻すんなよ!わかったな?#ブラック校則 pic.twitter.com/bzflE7cE4a— 星田 英利 (@hosshiyan) 2019年10月21日
次は生徒会長のところへ。
校則の改正を提案するも、「人間にルールが無ければ終わるわよ」と言われてしまう。
創楽は、校則が変えられないなら、ルール通り地毛証明書を作るしかない!と希央の写真を探すことに。
するとそこにミチロウが現れ、柔道でボコボコにされてしまう。
ルールに縛られた居心地の良い場所を変えられてしまうかもしれない恐れからだった。
そしてボロボロになったまま職員室に向かった創楽は、森先生に助けを求めた。
森先生が校長先生に、入学式の時の希央の写真を使って交渉してくれることになった。
希央の退学のピンチ
希央が外国人と遊んでいるという噂が先生の耳に入り、反抗的な態度から問題へと発展する。
入学式の写真も地毛証明にはならないと却下され、もうどうしていいか分からなくなる創楽。
さらに工場での爆発事故が引き金となり、一緒にいた希央は退学処分対象となってしまった。
次の職員会議までになんとかしないと!
爆発事故で軽症を負った希央を心配して病院へ行った創楽と中弥は、そこで希央のママに会う。
事情を話すと、一枚だけ昔の写真がデジカメに入っている。それを明日病院へ持ってきてくれるというのだ。
希央の退学撤回!作戦決行の日
次の日、なんと希央は包帯を巻いたまま学校へ来た。
荷物を取りに来たらしい。
手代木先生の暴言を浴びながら、無言で帰ろうとする希央を創楽が引き止めると、その目にはくやし涙が。
その日の放課後に臨時の職員会議が開かれることになり、創楽と中弥は、希央の退学を撤回するために作戦を決行する。
まずは防犯ベルを鳴らし、生徒たちを一箇所に集める。
協力者は森先生。
地毛証明書に使う幼少期の写真は、陸上部で生徒会長の上坂樹羅凛が走って病院まで取りに行く。
その間の時間を繋ぐのは東くんのラップだ。
創楽と中弥はというと、ミチロウの妨害に遭ってしまい、SDの受け取り場所へ行けない。
そこへ樹羅凛がSDカードを持って帰ってくると、創楽の指示で野球部の七浦にパス。
野球ボールにSDをくくりつけ、七浦はバスケ部の漆戸にパス。
そして漆戸のシュートで無事SDカードが創楽達の手元に届く。
これをプリントしてくれるのがギャルの三池ことねだ。
SDに入っていた写真には、栗色の幼い希央と、隣で笑っている赤毛の男性が。
なんとあの落書きの壁に貼ってあった写真の男性だった。
出来上がった地毛証明書を全校生徒が集まるグランドで校長先生に突き出すことに成功。
どさくさに紛れて創楽は希央のことが好きだと全校生徒の前で告白。
しかし外国人と起こした事件は別件だから、地毛は関係なく希央を退学処分するという。
すると中弥が「生徒指導部会の会則」を先生に差し出す。
学校のイントラで三池ことねが見つけてくれたのだ。
そこには全校生徒の過半数の賛成があれば新しい校則は作れると。
生徒会長の樹羅凛は、「校則は変えられる」と付け加えることを立案し、500人もの生徒の賛成の声が上がったのだ。
一度帰った希央も、再び学校へ戻り一部始終を見ていた。
エピローグ
希央の処分は無くなった。
中弥は、創楽を無理やりいちごサンド作りに誘う。
18万円自腹でいちごサンドを作り、無料で学校の皆に配るというのだ。
しかも落書きの壁に貼られていた外国人(希央の父親)のコスプレをしてきた生徒に。
その日はコスプレの生徒だらけで学校の正門は崩壊していた。
沢山の落書きも清掃員が消すことになった。
「さようなら…愛しのM」は、実は中弥が書いたメッセージで、国語の田母神美南先生に対する想いだったそう。
中弥が田母神先生に告白をすると、先生の彼氏は昔事故で亡くなってしまい、今でも忘れられないからと振られてしまう。
そして、中弥が告白をしているところを希央に見られてしまい、その口止めをしているところを創楽がたまたま見てしまったのだ。
さいごに
なんとなんと、校則、変えられちゃいましたね!
青春感が強いストーリーでした。
「ブラック校則」はノベライズ本も出ているので、こちらも読んでみると面白いですよ!
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気になる創楽と希央の恋の行方は結局結論が出ないまま終わってしまいましたが、ドラマやHuluで進展があるのでしょうか?
ドラマでは、ここでは描かれなかった田母神先生の過去の出来事が回想シーンとして出てきていたり、校長先生の生徒に対する意外な熱い信念があったり!!
創楽以外の視点から校則に対する考えが垣間見れて、ドラマのほうも楽しみですね!