ブラック校則(映画)は分かりやすく面白い?評価や評判についても
現在、映画とドラマ、さらにHuluで放送中の「ブラック校則」ですが、気になっている人も多いのではないでしょうか?
※ドラマは終了となりました。
※映画もそろそろ終わりのようです。
今回は先生に焦点を当てて、映画だけでは分からなかった「ブラック校則」の謎に迫ります。

「ブラック校則」とは

ブラック校則とは、髪型や服装、トイレットペーパーの使用長さに至るまで、生徒たちを制御するために作られた校則です。
それは主人公創楽(そら)が入学するもっと前から、伝統のように代々受け継がれてきました。
生徒手帳に記載されているもの以外にも細かい規定があり、先生に言われるまま生徒たちはそれを当たり前のように受け入れてきました。
映画を見た方は、なんてひどい学校だと感じたことでしょう。
実は先生達がその校則に囚われることとなった最大の出来事があるんです。

ブラック校則が誕生した意外なワケ

田母神先生の恋人の死

さかのぼること10年前。
中弥(ちゅうや)が思いを寄せている先生、「田母神先生」がまだ高校生の時の出来事です。
田母神先生もこの学校に通っていました。
田母神先生にはある秘密がありました。
それは学校の人気者の、ある教師と恋愛関係にあったことです。
その男性教師は、髪の毛の色のことでいじめに遭っていた生徒を助けようと「地毛証明書」という制度を作ったり必死に向き合っていました。
しかし、ある日、生徒(田母神先生)との恋愛がバレて生徒や保護者から避難を浴びることに。
いじめに遭っていた生徒も、ますますいじめがエスカレートしていき、耐えられなくて橋から川へ飛び降りてしまいます。
その時に助けようとして一緒に川に飛び込んだ男性教師は、命を落としてしまったのです。

校長先生からみた生徒の自殺未遂と教師の死

自殺をはかった生徒はなんとか助かりましたが、生徒を助けた男性教師は帰らぬ人となってしまいました。
校長先生はこのような出来事が二度と起こらないようにと、校則を徹底します。
「3年間、生徒たちに生き延びてもらうことが使命」だと言っていました。
そのためには校則というルールを課し、抑止力としてペナルティも科す。
ルールに適用できず、学校から追い出されたとしてもしょうがない。
それで嫌われても構わないと思って、全力で「命を守って」いる校長先生は、本当は生徒のことをとても大事に思っているのかもしれません。
いまだに当時の生徒や教師を守れなかったことに責任を感じ、10年経った今でも事故があった橋で、花を手向け、手を合わせています。

先生の心情から読み解くストーリー

生徒の自殺未遂と教師の死・・・
過去にはこんな出来事があったんですね。
そのせいで、校長先生は校則を強固なものにして、生徒を守ろうとしているのです。
田母神先生も後悔の念が消えずに、今の校則はおかしいと思いつつ、校則があることで安心している部分もあるのでしょう。
中弥が居残り授業の時に、田母神先生に「校則って必要か」尋ねると、「私には分からないわ」と言っていました。
過去の出来事が見えてくると、先生たちがあれほどまで校則を徹底しているワケが分かってきます。
それにしても、方向性は間違っている気もしますが・・・
しかし、先生の心情が分かってくると、「ブラック校則」の見方も少し変わってきますね。
手代木先生はただのストレス発散でしょうけどね笑

こちらのノベライズもオススメです!!

結構サクッと読めて、映画やドラマでは伝わらない部分も描写されていたり。

映像を頭の中で描きながら読み進められるので、感情移入もできるし。

もちろん、なんの情報が無い方が読んでも楽しめる作品です!

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ブラック校則(映画)の評価や評判

最初は、映画とドラマとHulu同時公開だなんて、どんな内容なんだろう?

全部見ないと分からないのかな?

ドラマの途中で映画見ていいの?先に映画見てからドラマ??などなど。

たぶん私だけでなく皆さん疑問があったと思いますが。

結論、順番はどちらでもいいし、ドラマだけでも面白い!

しかし、映画だけ見た人は、過去の出来事は描かれないので「先生たちの異様なまでの校則に対する執着」が違和感だったかもしれません。

もちろん、「今までそうだから」といって、意味のない校則や規則が受け継がれている学校も実際に多数あります。

私が学生だった頃はもっとひどく、毎月下着チェックがあったり、校舎が男性と女性で分かれているのですが、異性の生徒と話をする時には「許可書」を先生から貰わないといけなかったりと、だいぶ異常でした。

今、近所の学校でよくわからない校則は「みつあみ禁止」くらいです笑

話を戻すと、「ブラック校則」では、理不尽な校則に生徒たちが縛られていますが、先生もまた校則に縛られているんだと考えさせられる内容でした。

映画だけ観た方は、ザ・青春!!という感じで、スカッと爽快な映画で面白いですよね!!

評価としては、かなり良いようです。

 

 

また、主人公創楽(そら)役の「髙橋海人」の絶賛具合が半端ないです!

ファンの方はもちろん、そうでない方もTwitter等でワイワイしているようです(^^)

 

さいごに

ドラマは見逃していて、映画しか見ていない方、疑問が少し解決できれば幸いです。
映画の方も、もうすぐ終了のようなので、気になる方は是非お早めに劇場へお急ぎください!
ドラマの見逃しもHuluなどでやっているみたいなので、合わせて観るとより楽しめると思います。